
1:2020/11/30(月) 11:56:17.31ID:oi7opWRp9 https://news.yahoo.co.jp/articles/b95eb50d536f9520fac5baa001b9436ca2f65d02
今年、新潟県と愛知県で相次いでFMラジオ局が閉局した。地域に根ざした情報を丁寧に届け、
リスナーにも愛されてきた放送局でも、インターネットメディアの急成長や、地方経済の低迷の影響で、
経営は長い間、厳しい状況に置かれていた。声と音で人に寄り添い続けたメディアの終焉は、
地元の人たちに大きな喪失感を残した。
■刻んだコールサイン
「ぜったいまた会いましょうね」「心を込めてありがとうございます」「あぁもっとしゃべりたい」「じゃ、またね」
今年6月30日、閉局が決まり、ラジオ放送最後の日を迎えた「新潟県民エフエム放送」(FM PORT(ポート))では
停波までの最後の10分間、サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」をかけながら、歴代パーソナリティーや
リポーター数十人のメッセージを流し続けた。
この日は時折雨もちらついたが、放送局が入っていたビルの前には、熱心なリスナーらが集まり、
スタジオに向け手を振ったり、番組名や感謝の言葉を書いたうちわを掲げてエールを送ったりした。
「リスナーに支えられて、長年やってこれたんだとの思いを強くしました」
看板番組で長年パーソナリティーを務めていた遠藤麻理さんは最終日、窓越しにファンを見つけて、改めて感謝した。
「寂しくないといえば嘘になるが、場所を失っても、番組を通して積み重ねたリスナーとの関係は残る」と確信した。
午後11時59分、閉局特番のナビゲーターを務めていた遠藤さんと、松本愛さんの声が響いた。
「JOWV−FM、JOWV−FM、こちらは新潟県民エフエム放送、FM ポートです。リスナーの皆さま、ありがとうございました」
ラジオ局に割り当てられたコールサインを2回、刻むように読み上げた。
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